火宮殿のワゴン
火宮殿で食べた小吃
火宮殿近くの店で、長沙豆皮というものをはっきり知った。うまそうだったが、お腹がいっぱいで我慢した。
長沙豆皮
小雨。また湘江へ。すると、閣に上っていく老夫婦とおぼしき人を見たので、確かめに行ってみると上れた。雨の湘江を見、お茶を飲んで、ホテルへ。荷物を受け取って、空港へ。
朝、博物館に着いたとき、タクシー代が9.7元くらいだったので、一人３元をすぐに請求すると、桃子さんから提案があり、プールして使うことになった。３人みな１００元出して、それを三人共通のことには使っていく。これはいい提案だった。計算もしなくていいし、この程度なら、おれがしてもいい。
いま夜１１時前。１０時４５分だ。
予定通り、永州に着いた。ホテルは柳子大酒店。
呉文治先生・謝漢強先生、お二人とも去年亡くなられた。それで、謝先生は、メールに返事がなかったのだ。
今日はもう寝るだけ。１３日閉幕式で、日本における柳宗元研究の概況について話せと翟満桂先生(女性、湖南科技学院柳宗元研究所所長)にいわれた。仕方がない。引き受けた。考えるのは明日だ。
『柳宗元ー逆境を生きぬいた美しき魂ー』をわたす人。
孫昌武(柳宗元学会会長)・尚永亮(武漢大学教授)・翟満桂・尹華君(今回の学会事務局員)。
この四人は決まりだ。後、一人は？
寝よう。明日は７時に朝ご飯。
１０月１２日（火）
朝、柳子廟で、祭礼。
柳子廟での祭礼
柳子廟の中の柳宗元像
柳子廟前で
開幕式
午後、２時半から研究発表。発表は数分で終えた。
発表の場で、尚永亮教授(武漢大学)と欧陽衡明さん(渤海大学)
２万円を換金。
夜は、文芸の催し物があったが行かず。１３日の発言の準備。日本語の下書きを書き、中国語の下書きをほぼ終えた。
１０月１３日（水）
朝食前、中国語をもう一度チェック。
午前、法華寺と愚渓を見に行く。
(左)柳宗元が永州時代前半にしばしば訪れた法華寺(現高山寺)
(上)法華寺から見た西山
愚渓入り口から見た瀟水と東風大橋
愚渓の中流あたり
整備される？愚渓の上流
蛇酒の瓶
異蛇王酒の看板
昼食後、PCの中国語を手書きで書き写す。手書きしながら、各所を改善した。これに１時間半少しかかった。これをしておいてよかった。
２時半から、各組の討論の紹介。典型発言が二人。
閉幕式で発言かと思っていたら、その典型発言で名を呼ばれた。どうも昨日の、尚永亮らの話を誤解していたようだ。壇上に上り、とにかく責めを果たし、恥はかかないですんだ。
閉幕式
本は、孫昌武・翟満桂・王基隆(台湾師範大学)・尹華君・尚永亮にわたした。日本に帰ったら、張蜀恵に送らないといけない。
１０月１４日（木）
午前は、九疑山。７時出発といっていたので、一階に７時前に降りたが、ほとんど誰もいない。小型バスに戸崎君や他の先生が何人か集まっていたが、それでもない。しばらくすると、桃子さんも降りてきて、バスは大型バスだという。結局出発は７時半ころ。皆、朝食をちゃんと食べてからの出発だった。
曇り。九疑山に行き、後、玉琯洞(九疑山風景名勝区舜源峰の南2㎞に在る)に行き、それから寧遠県のレストランで昼食。孔子廟を見て、５時半前にホテルに帰った。
九疑山の一部
玉琯洞
孔子廟入り口
朝、呂国康先生(永州市柳宗元研究学会副会長)が、バスに乗る前、尹華君はよく知らない、明日は、私が案内するといってくださった。蔡自新先生(永州市柳宗元研究学会会長)の指示だという。それでOK。学会は今日で終わったが、我々３人は、柳宗元の遺跡をもっと見たいので、学会事務の尹さんに、15日の案内を頼んでいたのだった。
夕食は、紅太陽大酒店前のレストランで、あまりからくなくてうまかった。前に坐った永州の人がすごい酒好きで、まいった。ま、でも楽しかった。隣の隣に李菁先生(女性)が座っていた。昼食の時も一緒だった。いま４０歳。どこの大学だっけ。中文系の主任らしい。潮州の韓愈学会で会って以来、何度も会っているという。
李菁さんの右となりが、洪迎華という女子の尚永亮の博士生。名刺をもらったのに、どっかになくしてしまった。申し訳ない。実質上は、問題ない。『唐五代貶謫文学研究』の書評を書いたらしい。交換することにした。日本に帰ってからの仕事の一つ。ナンバー４４。今、名簿を見た。残念ながら住所、アドレスなし。しかし、厦門大学の中文系に送ればいい。かつて尚永亮の博士生で今は、厦門大学の教員ということだ。
台湾の王基倫さんは、台湾で『柳宗元詩選』が出ている、送るといってくれた。非常感謝。
いま、８時半。シャワーを浴びて、北村薫『盤上の敵』を読んで寝ましょう。
１０月１５日（金）
いま長沙の通程ホテル、3302で。風呂から上がってほっとして書いている。
夜１１時２０分だ。
今日の予定、フライトはCZ3163、20:15永州発、長沙には21:00着。
朝、７時半ころに、呂先生が来られた。すぐにご飯を食べようという。２人を誘い、近くの麺の店へ。辛いのを少しだけ入れて食べた。うまかった。
８時に出発。やはり研究会の副会長が車を運転してくれた。まず龍興寺へ。次に、朝陽巌へ。その後、新しく公認された西山へ。公認されたのは、２００２年、永州で柳宗元学会が開かれた時だ。以前は、愚渓の南方に在る「糧子嶺」が西山だと考えられていたが、愚渓の北方に在るこの山「珍珠嶺」の方が、「始得西山遊記」の記述に合っている。おそらく、これだろう。やぶこぎをして登った。
龍興寺遺址は、今学校になっている。
朝陽巌公園入り口
朝陽巌から見た瀟水と東岸
西山から見た東山、一番高い所に法華寺がある。
その次に、「小石城山」へ。永州八記の最後の記の場所。よく保存されていた。
瀟湘二水の出会う所に行きたかったが、船が運航していない。車で行くにも、今は道が不自由だということで、行かないことに。
小石城山全景
小石城山に立つ呂国康先生
昼飯を、食園山荘という所で食べた。呂国康先生の奥さん、お孫さん(女の子)と。うまかった。清蒸桂魚が特にうまかった。
食園山荘入り口
清蒸桂魚
１時半ころから３時前まで、懐素ホテルの喫茶店で休む。１３日夜、松浦崇さん(福岡大学)が連れてきてくれたところだ。３時前まで休み、柳子大酒店へ。３時２０分ころか、呂先生が来られた。東山へ。関帝廟を見、また法華寺へ行き、５時過ぎに再び、食園山荘へ。やっぱり、奥さん・お孫さんとご一緒に。料理の出てきたのがおそくて５時４５分ころだった。急いで食べて６時１０分ころにホテルへ。呉敬軍老師というやはり副会長が手配してくれた車で、霊陵空港へ。手続きを全部すませて、搭乗を待っている時に、プールのお金が少なくなってきていたので、もらおうとして、例の袋をさがしたらこれがない。いくらさがしても出てこない。無くしたのだ。懐素ホテルを出る時に忘れたのか？いや、ウインドブレーカーのポケットに入れたような気がするので、どこかで落としたのかもしれない。ま、７０元程度しか入っていなかったから、気にするな。
９時過ぎに通程ホテルへ。部屋代はカードで支払った。これで、お金の心配がなくなった。小池に飛行機の中で借りた１万円、日本に着く前に返すことができる。
岳陽楼に行きたかったが、バスが満杯で無理。しばらく動いた後に、服務員が電話したら、そうだった。残念だが、包車だと１６００元程度かかる。桃子さんは、行ったことがあるので悪い。博物館に行くことにした。
外に出て、３．５元の白酒と、豆腐干を２種類５元、を買った。今、飲み食いしながら日記を書いている。うまい。これでやめよう。寝ましょう。
明日は７時半にレストランへ。
１０月１６日（土）
今日は一日、長沙。いま、６時半。外はどうやら雨だ。岳陽楼は行けなくてもよかったろう、と思う。
８時過ぎ、桃子さんと服務処で聞いた所、博物館は今日はもう無理。一日に三千人は見に行く(無料なんです)。並んでも、入れるかどうかわからないと。で、朝から、岳麓山に行くことにした。８時半、タクシーに乗り、橘子洲へ。橋の手前でおろされて歩いた。二十元出して、遊覧車に乗り、洲をひとまわり。
橘子洲の東岸で
橘子洲の南方に在る毛沢東青年彫塑(2009.12建立)
次に岳麓山へ。
岳麓山公園入り口(入園は無料)
これはすごい人だった。人、人、人。わかい人が多かった。
岳麓山に遊びにきたわかものたち
東大門から頂上へ。遊覧車で。１０元。
岳麓山頂上で何かのイベント
岳麓山頂上で
頂上から南大門へ。１０元。南大門を出て左へ曲がっていった所に、岳麓書院。
岳麓書院の簡介
出たら１２時半ころになっていた。
湖南大学、毛沢東の肖像の前でタクシーをつかまえた。また、火宮殿へ。
昼飯は、火宮殿の近くの、文記四合一老店。１２０元。
文記四合一老店の前で
落花生を煮込んだもの、ニガウリのスライスを炒めたもの、米豆腐、香辣魚片などを食べた。
香辣魚片
店を出た所で、上の右側前歯のつめものがとれているのに気がついた。堅いものを食べたわけでもないのに不思議だ。気持ちが悪かったが仕方がない。金曜、２２日、京女の帰り、前川(樟葉に在る歯科)に寄ろう。いま（５時前）、鏡で見たところ、そんなにめだたない。はがれる時期が来ていたのだ。
タクシーをつかまえて、ホテルに帰ろうとしたが、それがつかまらない。
いま４時４３分。
帰りタクシーをつかまえられず困った。人民西路をずっと東へ歩き、芙蓉路の手前に来た時にやっと、空きタクシーをつかまえたのだ。韶山路を北上して、通程へ。
６時半にロビーで会うことにした。風呂に入り、４０分くらい昼寝。ほこり・汗で気持ちが悪いので、さっき、洗濯をした。昨夜洗った下着はほぼかわいている。大丈夫だ。明朝にはほぼ乾いている。
１０月１７日（日）
いま５時前。昨夜は、近くの××(忘れました)という店で食べた４００元。そう、店の名前を朝食の前に見に行こう。タケノコの千切りを炒めたもの、豆腐の千切りの炒め物、三角魚の清蒸。豆と豚のぶつ切りのスープ。酒は、開口笑98元と紅葡萄酒98元くらい。９時ころにお開きか。
６時半に朝食。すぐチェックアウト。
今日のフライト、CA1344で長沙発11:45、北京着14:00。次にCA161で、北京発16:05、関空着20:10。
交通事情を考えて包車した。
１０時ころに富田林の家に着くだろう。
中国での日記はこれで終わり。
※2011.12.23補記。この後、湖南省博物館を見学してから、空港に向かった。博物館に着いた時の、順番待ちの列の風景。朝１０時過ぎ。タクシーのチャーターは、ホテルに頼んだ。よく慣れたドライバー。外国人ということで、待つことなく博物館に入ることができた。
