カバーの絵は、斉白石「柳渓鴨戯図」(部分)
都のトップ官僚が、突如、南方僻遠の地へー。十五年にわたる窮境を詩人はどう生きたのか？
「憂中に楽有り、楽中に憂有り」。山水と花木を友とし、けなげに自己を励まし慰め、数百篇の名文と百数十首の珠玉の詩を遺した柳宗元。孤独を乗り越え、見事に志を貫いた詩人の魂、清冽無比の心を、作品を味わいながら読み解いていく。(帯の言葉)
ISBN 978-4-585-05424-5
Cコード C0098
刊行年月 2009年10月
判型・製本 四六判・上製 298 頁
目次
目次
一、柳宗元の生きた時代とその一生
二、柳宗元がなしとげたことー永州での文章と柳州刺史としての政治
三、永州の苦悩ー柳宗元の詩（前篇）
四 逆境を越えてー柳宗元の詩（後篇）
五、元和に生きた柳宗元
付録ー詩文のスタイルー古体と今体についてー
柳宗元略年譜
柳宗元関係地図